鶴岡八幡宮・槐の会では、今秋、鶴岡八幡宮で開催した宮城県の小・中学生による作品展「こころの自由帳」の全ての応募作品と、展示会場で寄せられた応援メッセージ等を掲載した作品集を作成し、作品を寄せてくれた被災地の児童・生徒や学校関係者に贈呈致しました。
平成24年12月19日より21日にかけて、槐の会の事務局を担当する八幡宮の神職・巫女が、作品応募校の内、気仙沼市の浦島小学校、同階上中学校、東松島市の矢本第一中学校の3校と、宮城県PTA連合会など後援関係団体を訪問。完成したばかりの作品集を直接児童・生徒や関係者に手渡し、合わせて応援のメッセージを伝達致しました。
気仙沼市の浦島小学校は、もともと過疎の傾向が顕著であったところに今回の震災が拍車をかけ、本年度末に最後の6年生5名の卒業とともに統廃合が決定しています。また、発災後長期に亘り、自らも被災者である生徒たちがボランティアとして市民の避難生活を支えた実績を持つ階上中学校では、校庭の全面が仮設住宅の用地として提供されているためグラウンドが使えない状況が今も続くなど、被災地の子どもたちの学習環境は依然として厳しい環境下にあります。
槐の会では、今後も中長期的な視点に立ち、被災地の現実に思いを寄せ息の長い支援活動を展開してゆく予定です。引き続きご理解とご協力をお願い致します。
「こころの自由帳」作品集を贈呈いたしました
2012.12.23その他