鶴岡八幡宮と東大寺は、私たちの国が常に神仏に見守られながら困難を克服してきた歴史に思いを致し、「東日本大震災により犠牲となられた御霊の安らかならんこと」と「被災地の一日も早い復興」を祈る合同の祭事・法要を、発災のその年から鎌倉と奈良の地で交互に行って参りました。
発災から7年目となる今年は、5月の宮城県松島市瑞巌寺に続き、岩手県陸前高田市で行われ、東大寺式衆による大般若経の転読、鶴岡八幡宮宮司による祝詞の奏上、また八幡宮巫女による浦安の舞の奉仕など、宗教をこえて祈りを捧げ、参列者一同が更に、物故者慰霊と復興に向けた思いを強くしました。
合同祭事の結びには、奉納行事としてさだまさし氏による奉納演奏が行われ、1,000人を超える参列者が熱心に歌声に聞き入っていました。
次の合同祭事は来年10月に福島県南相馬市で行われる予定です。
皆様におかれましても被災地復興へ心をお寄せ戴きますと共に、当会の諸行事にも奮ってのご参加をお待ち致しております。