槐の会は、神奈川県の森林再生パートナーとして、神奈川の美しい森と、そこで育まれる清らかな水や空気を守り伝えてゆく活動を続けております。5月8日、南足柄市の「神奈川県立21世紀の森」において、本年第1回目となる春の森林活動が行われ、約70名の皆様にご参加いただきました。
午前中は、アオキの除伐作業班と枯れ枝・倒木処理班に分かれて、林内整備作業を行いました。アオキが木立に群生することで、日当たりが悪くなり、大小様々な植物の生育を妨げる原因にもなるため除伐を行い、不要な樹木を切り除き幼齢林の手入れをしました。
また、経路付近にある倒木の丸太切りや枯れ枝の除去も行い、集めた丸太や枯れ枝などで、小さな生物の棲家となるアニマルヘッジを作りました。
午後は「クラフト工作」と「自然観察」の2コースに分かれて活動しました。
「クラフト工作」コースは、小型の鉋(かんな)を用いて、ヒノキの「My箸」を作成しました。仕上げには電子ペンで図柄や名前を焼き入れ、それぞれ素敵な「My箸」になりました。
「自然散策」コースでは、地面に寝転び、ホオノキやサクラなど、葉の大きさの異なる樹木が織り成す樹幹の揺らぎに癒され、インストラクターの解説を聞きながら林道を散策しました。参加した皆様は季節の草花を愛でながら、ゆっくりとした時間を過ごしていました。
当日は新緑が目に眩しいほど見事な晴天で、初夏の清々しい風がそよぐ中、森林活動を行うことができました。11月頃にも活動を予定しておりますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。