鶴岡八幡宮・子ども会「鶴の子会」主催で毎年8月に行われる鶴岡林間学校へ、子どもたちの学びの場として、パートナー林「延寿の森」の提供と、指導者(森林インストラクター)の斡旋を行いました。
当日は八幡宮に集合し、八幡様に活動の無事を祈ってお参りの後、やどりき水源林までバスで移動しました。現地に到着後は、森林インストラクターの指導の下、班ごとに分かれて、以下の通り活動しました。
■活動1 水棲生物の観察
河原で水棲生物の採集・観察を行い、清流に棲む小さな生物の生態について学習しました。
様々な植物や自然の音に触れながら水源林内を散策したり、ハンモックに揺られて心地良い時間を過ごしました。
また、水源林のミニチュア実験セットを用いて、水を蓄え濾過する森のダム構造について学びました。木が生えている方は、水をよく蓄え、流れ出てくる水もきれいでした。一方、木が生えていない方は、流れ出てくる水の量が多く、濁っていました。参加した子どもたちは、このミニチュア実験により自分たちの暮らしを護る水源林の大切さについて学びました。
後に、今年度も参加した子どもたちに環境教育教材として「延寿の森」の間伐材で作製した「砂時計」をプレゼントしました。手に取った子ども達は、自然の香りと、ゆっくりと落ちていく砂に興味津々といった様子でした。
子ども達が、水源林を護るために間伐した木々を利用した「砂時計」から、「無駄にしない」「もったいない」「有り難い」といった日本人のこころを学び取ってくれることを願って、今後も活動を続けていきます。