10月9日、奈良の東大寺において、鶴岡八幡宮と東大寺の合同祭事「東日本大震災 物故者慰霊と被災地復興への祈り」が行われました。
鶴岡八幡宮と東大寺は、私たちの国が常に神仏に見守られながら困難を克服してきた歴史に思いを致し、「東日本大震災により犠牲となられた御霊の安らかならんこと」と「被災地の一日も早い復興」を祈る合同の祭事・法要を、発災のその年から鎌倉と奈良の地で交互に行ってきました。
槐の会としては、この合同祭事にあわせて「こころの自由帳 ~奈良展~」を東大寺ほか奈良市内にて開催し、宮城県・福島県の子どもたちの「こころ」、「声」を届けてまいりました。
また「合同祭事」への参列を中心とした1泊2日の研修旅行を企画し、約40名の会員の方々が参加され、皆で心ひとつに祈りをささげて参りました。
旅行1日目の10月9日は、大神神社・橿原神宮の参拝などを行った後、東大寺での祭事に参列という行程でした。東大寺(大仏殿)での祭事は荘厳な雰囲気の中で行われ、東大寺式衆による読経や鶴岡八幡宮巫女8名による浦安の舞など、犠牲になった方々の慰霊と被災地の復興を祈りました。
そして、翌日は京都へ移動し、京料理の昼食をとり、平等院・伏見稲荷大社に参拝しました。
平成23年は「鎌倉」と「奈良」、平成24年は「奈良」、平成25年は「鎌倉」と、今回で5回目となりましたが、今後も被災地の復興が完遂するまで続けられます。会員の皆様も、末永く関心をお寄せ戴けますようお願い申し上げます。