槐の会は、神奈川県の森林再生パートナーとして、神奈川の美しい森と、そこで育まれる清らかな水や空気を守り伝えてゆく活動を続けております。
11月27日、松田町の「やどりき水源林」において本年度第2回目となる森林活動が行われ、約50名の皆様にご参加いただきました。
午前中は、軽作業班と重作業班に分かれて活動を行いました。
軽作業班は、林内の清掃や小動物の棲家になるアニマルヘッジづくりを行い、やどりき水源林内に自生するミツマタを延寿の森(水源林内の槐の会が管理している森林)に移植するために、あわせてミツマタの掘り起こしを行いました。
重作業班はスギやヒノキなどの間伐作業を行いました。延寿の森で間伐した高木は、直ぐに2m程度の丸太にして、乾燥させます。十分に乾燥をさせた後、その間伐材で「置時計」「箸」「鉛筆」「万年カレンダー」「物差し」などの記念品を作製し、槐の会が取り組む青少年育成活動で、子どもたちに環境教育教材として贈呈しています。
また、当日は鶴岡八幡宮の子ども会である「鶴の子会」も同じく水源林にて活動をしました。
今年の夏の林間学校では、雨天のため水源林での活動は叶いませんでしたので、この秋の活動に合わせて水源林に来ることができ、子供たちも喜んでいました。
午後は「森林癒し体験」と「周遊コースの散策」に分かれて活動しました。
「森林癒し体験」ではハンモックに揺られながら、木々の中でゆったりとした時間を過ごしたり、枝を使って水中の音に耳をすませるなど、日頃感じることの出来ない自然の力に触れ、森の癒し効果を感じていただけたかと思います。
「周遊コースの散策」ではインストラクターから、植物や森に関する様々な説明を聞きながら、冬へと移り変わっていく木立を散策しました。
今回は雨が降り出したため午後はプログラムを短縮しての活動にはなりましたが、森林の清々しい空気、紅葉した木々の景色の中で自然を感じることができました。
来年度も春秋1回ずつ森林活動を予定しております。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。