8月4日~6日にかけて、「鎌倉ジュニア防災フォーラム2014」が開催されました。
ジュニア防災フォーラムを開催するのは、2013年(平成25)8月の「鎌倉での防災フォーラム」、2014年(平成26)3月の「気仙沼でのフォーラム」に引き続き、3回目となります。
今回も、宮城県内の防災先進校である気仙沼市立階上中学校の皆さんを鎌倉にお招きし、鎌倉市立第一中学校・御成中学校の皆さんと共に、学校における防災教育の重要性と地域との連携のあり方などについて考えました。
初日は、主会場となった鶴岡八幡宮の正式参拝や江ノ島の散策など、鎌倉・湘南の歴史や文化に触れる機会も設けられ、参加者はすぐに気仙沼と鎌倉という地域の壁を越えてうち解け合っていました。
2日目は、鎌倉市立第一中学校にて、今回のテーマ「まちづくり と 防災」に基づいて、菊田篤氏(気仙沼市議会議員・階上地区まちづくり協議会サポーター)による講演「被災地域の町づくりを考える」や、階上中学校の皆さんによる「階上中学校の防災学習10年の歩み」についての発表が行われました。
午後からは、同校学区内の地域自治会の皆さんが一から築かれた災害時の避難経路を、自治会「防災部」の皆さんの案内のもと実際に歩くフィールドワークも実施されました。
そして最終日には、チリ大使館一等書記官 モニカ・ブラボ氏をお招きし、1960年と2010年、二度のチリ地震による被害状況と、チリ共和国の震災復興への取り組み、日本とチリとの関係などについて、ご講演いただきました。
参加した中学生の皆さんからは、「防災意識が高まった」「学んだ情報を周囲に発信したい」といった声が聞かれました。